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入江悠インタビュー

個人的に、昨年の日本映画界において最も“光明”を感じた出来事は『SRサイタマノラッパー』の成功だった。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭でグランプリに輝くと、全国単館系で大ヒットを記録し、さらには国際映画祭でも好評価を獲得。超低予算で著名俳優など誰ひとりとして出ていない完全自主映画のこの作品の快進撃を、誰が予測できただろうか? ほとんどの人が予測しなかったに違いない。ただ、その異例のロングラン・ヒットもさることながら、この映画の最大の功績は、若者の映画館離れが叫ばれる中、その世代を劇場に呼び込んだこと。これは、ひとつの偉業といってもいい。気づけば朝から晩まで出演者が宣伝しまくる暴力的といってもいい異様な映画プロモーションなどに惑わされることはない。規模の大小も関係ない。作品さえよければ人は映画館に足を運ぶことを実証したといっていいのだから。

取材・文/水上賢治

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ヒップホップで今の音楽映画の定番を覆したい

まず、前作『SRサイタマノラッパー』から振り返りたいと思うのですが、改めて入江監督自身にとってヒップホップとはどういうものだったのでしょう? 例えば非常に傾倒していた音楽だったのでしょうか?

入江:ヒップホップだけに傾倒していたというわけではないんです。ロックやジャズ、ブルースも好き。ヒップホップもそれらと同様に音楽のひとつのジャンルとして日常的に良く聴くものでした。ただ、その中でも、今の自分の肌に1番しっくりとくる音楽というか。最も自分にとって近くに感じられる存在だったことは確かですね。

『NANA』が成功した2005年以降、日本ではほんとうにいわゆる音楽映画と呼ばれる作品が次々と作られるようになっていて。それは今も継続している。そのほとんどが“バンド”及び“クラシック”を題材にした作品なのだけれど、そこへの対抗心みたいなものはあった?

  『SRサイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』
『SRサイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』
© 2010「SR2」CREW
入江:対抗心というわけではないんですけど、自分はちょっとひねくれているので(笑)、すでに多く取り上げられていたり、大絶賛されているジャンルの音楽で作っても面白くないなとは思っていました。あと、低予算の自主制作映画ですから、例えばコンサートホールを借りての撮影なんて、懐具合からまず無理(笑)。クラシックなんか楽器を用意するだけでたぶん制作費の全予算をすべて使い切ってしまう。いや、たぶん足りない(笑)。

そういう意味で言うと、ラップはホールや楽器や音楽機材もなくても成立させられる。じゃあ、苦肉の策でヒップホップを選択したところもあったと?

入江:製作環境から言えば、それは否定できませんね。ただ、僕としてはほかの音楽よりもヒップホップの方が、映画的な見せ方や音楽の聴かせ方ができるとも感じていたんですよ。音楽映画って、大観衆を前にしてのライブシーンとかコンサートでの演奏シーンが定番で、それが大きな見せ場になっていますよね。

もはや当たり前のように用意されていて、そこにその映画のすべてを集約させていくケースがパターン化されている。それゆえ、ワンパターンに陥っているところもある。

入江:その定番シーンを覆すといったらおこがましいんですけど、ラップなら違った形で表現できると思ったんです。コンサートホールがバックになくても、音楽を体感できるというか。そういうセッティングがなくても音楽映画の醍醐味が体感できる作品を目指したというか。

ライブコンサートの空間って非日常で。そこから言葉で表現できない高揚感や独特の熱が生まれる。音楽映画のいいと思える見せ場に設定されたライブシーンには、そういったものが封入されていると思う。『SRサイタマノラッパー』は、特にラストシーンには、優れたライブシーンだけがもつものと同等、いやそれ以上の高揚感や熱が存在する。しかも、それがライブ空間という非日常ではなく、普段我々が目にしている日常の空間から生まれているのが数ある音楽映画と違うところかもしれない。

入江:そうですね。あのラストに相当な力を割いたことは間違いない。あのラストシーンのために、すべてがあったと言っても過言ではないです。

もう少し前作のことを訊きたいのですが、日本語のラップはなかなか日本には根付かないとずっといわれ続けていて…。音楽性よりもむしろファッションやスタイルが先行していて、そのイメージだけで見られているところがある。正直、市民権を得ているとは言い難い(笑)。いわゆるマイノリティーのサイドに位置づけられる。で、自主映画は、このマイノリティーを題材にすることがほんとうに多い。それで大半の作品は、残念ながらその小さな枠組みの中から抜けきらないで終わってしまう。それで結果としてこじんまりした作品になってしまうのだけれど、『SRサイタマノラッパー』はその枠を突破していて、それが多くの人の支持を得たのだと思います。そういった部分で何か意識していたことはあったのでしょうか?

入江:これは作っているときから常に頭にあったことなのですが、ヒップホップという題材から“1番遠くにいる人”にどう届けるかを考えていました。ヒップホップに興味のない人にこそ観てほしい。そういう作品を目指しました。

極論を言うと、ヒップホップを好きな人が観なくてもしょうがないと。

  『SRサイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』
『SRサイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』
© 2010「SR2」CREW
入江:最近の日本のヒップホップも自主映画も、僕はちょっと似ているところがあるなと思っていて。それはちょっと内向きなところ。「マイノリティーって大変だよな。同じ境遇のお前はわかるよな」といった具合に、その小さな枠内で同調してくれる人だけにしか向けていない内容のものが多いような気がしていて。それに僕は違和感を覚えていました。僕は、同じような境遇にいる人の共感を呼ぶよりも、むしろ批判されてもいいから、対極にいる人に届けたい。そうでないとあんまり意味がないと思って。予想できるお客さんに届けて、それ相応の評価を得るよりも、劇中にも登場しますけど役所の人間といったヒップホップに難色を示すような人にみせたとき、どんな反応が起きるのかを見てみたかった。ただ、ラッパーをかっこよく描いたとはいえない映画ですから、ヒップホップに心酔している人に怒られるんじゃないかと、撮影中から心配しっぱなしでしたけどね(笑)。でも、ヒップホップを愛する心は、自分も10年以上追いかけてきて負けていないと思うので、そこで妥協をすることはありませんでした。

これらの大きな収穫のあった『SRサイタマノラッパー』ですが、それを経て逆に見えてきた反省点や問題点はありましたか?

入江:問題点というわけではないんですけど、この体制での映画作りは限界かなと。これだけ大きな結果と手ごたえを得たわけですから、スタッフワークにしても、キャストにしても手放しがたい。ただ、みんなそれぞれに生活がある。そういうことを考えると、この体制でこの先10年とか作り続けることは厳しいと思いました。10年に1度とかならできるかもしれないですけど。

それを踏まえて次回作に向かったと思うのですが、まず続編という結論に至った理由は何だったのでしょう?

入江:映画が全国の劇場で公開され、僕もいろいろな町に行くことができました。そのある意味、巡業をする中で、自分が思っている以上にヒップホップに嫌悪感を抱いている人が多いと感じたんですね。興味がないどころか、なにかわからないけど、漠然と社会の“悪”と思われている(笑)。僕自身がヒップホップを愛しているので、それへの反発というか、それがバネになって、“もう一丁、ヒップホップで映画を作ってやろう”みたいなモチベーションが生まれました。

ただ、これは入江監督自身が1番わかっていることではあると思うのですが、当たった映画の第2弾というのはひじょうに難しい。過去の傾向として不出来と叩かれるケースがほとんどですよね? クレバーな監督はおそらく避けて通るでしょう。

入江:そのとおりだと思います。周りからも心配されて「本当にやるの?」といわれました。やらない方がおそらくいいんですよ。そこに対する恐怖が無かったといったら嘘になります。映画作りに挑むに際して、今までで1番の重圧を受けた気がします。ただ、一方でこうも思ったんです。僕はプログラム・ピクチャーが大好きなので、“量が質を生む”可能性もあるなって。どこまで続けられるかわからないですけど、これが3、4本。それこそ10本となったときには、きっと何かが変わるはず。それでトライすることを決意しました。

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周りに期待されていた分、今回は“覚悟”して“勝負”した

『SR2』と聞いたとき、期待と不安が半々というのが正直な気持ちでした。はっきりいうとトーンダウンしていたら、という不安の方が強かったかもしれない。なので、今回の作品を観て、確実にステップアップしたことにまず安心しました。同時にあくまでこれは個人的な見解でしかないんだけれども、前作はあくまでイントロダクションで。個人的なこともどこかひっくるめて入江悠という監督の紹介の含められた作品だったような気がする。でも、今回はそこから踏み出して、映画監督・入江悠がしっかりと存在するというか、「こういう映画を作っていく」という入江悠という監督のひとつの覚悟が見える気がしました。

入江:前作は誰からも期待されていない中で、“これが最後”という意識の下で作っていきましたから、どこか僕の当時の状況と映画そのものがシンクロしている。例えばラップの言葉にしても、僕の気持ちを託しているところがあるんですね。そういう意味で、小説でいえば私小説、絵で言えば自画像といったような感覚があるかもしれない。でも、今回はそれなりに周りの期待があった。そういうものと向き合いながら、闘っていったところがあります。だから、僕だけじゃなくてスタッフも今回はひとつの覚悟がいったし、今回こそが“勝負”と思っていたところはありましたね。

そういう想いの中から作品が生まれたわけですが、今回は高校時代にラップチームを組んでいた群馬で暮らす女性5人が主人公。いまはそれぞれの道を歩む彼女たちが再び顔を合わせ、それぞれに直面した人生の岐路に立ち向かっていく。まず、この女子ラッパーという設定が新鮮でした。

入江:新鮮というのは逆に言うと、あまり目にしたことがないということでもあるんですね。実際、著名な女子ラッパーを上げてくださいと質問されたら、おそらくほとんどの人は答えられないはず。第一線でプロとして活躍している女性のラッパーはほんとに少ないので、僕自身もお手本が頭に浮かばなかった。前作のときは男性ラッパーだったので、すぐに数人頭に浮かんだんですけど。それで「これは困ったな」と。だからこそ自分で女性のラッパー像を作ろうと思ったのも動機のひとつです。

その中で、ここに登場する女子ラッパーたちの人物像をどう作っていったのですか?

入江:まず、オーディションではなくて、ワークショップという形で、歌いたい人に来てもらい、実際に自由に歌ってもらって、どういう歌い方がありえるのか僕自身が模索していきました。それから、何度も何度も同様のワークショップを開いて、その中で人選も絞っていたんですけど、同時にこうと思える女子ラッパーの在り方を作っていったんですね。試行錯誤の連続でした。

群馬でかつてアマチュアでラップをやっていた設定ですから、都会的に洗練されたラップというのもおかしいですよね?

入江:そうなんです。だから、すごくかわいい上に、歌もうまい子もいたんですけど、それも違う気がして。最終的には、どこかその歌い方に個性があって耳に残る、いいクセがある人を選びました。

安藤サクラさんも同じような形での出演依頼ですか?

入江:ええ。彼女とはプチョン国際ファンタスティック映画祭で一緒になって、そのときに「この子、歌えるな」と思ったんですね。彼女はダンス経験があって、その動きを見たときにお願いしたいと思いました。

実際、彼女たちのラップがひじょうにいいのですが、この指導はどういった形で進められたのでしょう? 前作のときはあるラッパーを模範として、その人をレベルに定めて、そこまでポテンシャルをあげるようハードな練習を積み重ねさせたとききましたが。今回はそういう見本がなかったわけですよね?

  入江悠
入江:ラップの先生も男子校出身で、「女性の気持ちはわからんし、女子のラップスタイルも何がベストかようわからん」といいながらの指導で(笑)。だから、歌詞なんかも彼女たちに考えてもらいながら作っていきました。歌い方に関しても、こういった方がスムースになるとか、オリジナリティが出るといったところは先生が指導してくれて、あとは本人たちに任せたところがあります。だから、ここに登場してくれた5人とともに女子ラッパーとその人物像を作り上げていった感じですね。

そのひとつの結実が、河原での埼玉男ラッパーVS群馬女子ラッパーのシーンだったと思うのですが、ここのシーンはカメラワークが非常にすばらしい。ここで意識したことはありますか?

入江:ラップバトル的な攻守交代の面白みを出せるように、男と女のラップの際に互いの顔が見えるようなカメラワークにしました。編集ではカットを組み合わせていますが、撮影時は1カットで一連を撮りました。現場でラップが一連で歌えるようになるまで、延々と繰り返して。ようやくOKを出してできたのがあのシーンですね。

あと、今回は前作にはなかった視点がいくつかあって。それが物語としての映画の側面を豊かにしていると思いました。そのひとつが親や肉親の存在。インタビューの冒頭で、“最も遠くにいる人に届けたい”と入江監督はおっしゃっていましたけど、もしかしたら今回、この映画の題材から最も遠くに離れているのは、親世代かもしれない。そこを主人公アユムの父親がうまくつなげてくれた。岩松了さんが絶妙のサジ加減で演じていますけど、そういう意味で、この役は非常に重要に思えました。

入江:いや、ものすごい重要でした。親と子の壁というか、世代間の壁というか、そこをしっかりと見せてくれると同時に、いい意味での橋渡しをしてくれる人が今回の映画には必要で。岩松さんでなかったら、ここまでになったかなという気はしています。

いろいろと個人的な意見を述べさせてもらいましたけど、この映画、正直なことをいうと、オープニングでもう“いい映画の神様がついていたな”と思いました(笑)。あのカラスはそうそうない。

入江:あれはCGとかじゃなくて、ほんとうに偶然。もう、信じられないぐらい絶妙のタイミングで入ってきて、自分でも“おおっ”とびっくりでしたね(笑)。

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なぜ、劇場公開にこだわったのか?

先ほどプログラム・ピクチャーが好きという話しが出ました。ラストを観ると、その決意表明も受け止められるのですが、プログラム・ピクチャーのどういったところに惹かれますか? 

入江:大学受験に失敗して浪人していた頃、シリーズ物で『トラック野郎』『網走番外地』『仁義なき戦い』『男はつらいよ』などをよく観ていました。観終わるとレンタルビデオ屋に走っていって借りて。“まだ映画が続いていく”と思えたのが、その頃の唯一の自分の希望だったんです。時間や製作費の厳しい制限の中でやりたいことをぶちこんでいくという作り方、それから1度や2度の失敗くらいは気にしないというプログラム・ピクチャーの大らかな態度が好きですね。

話は少し変わるのですが、先月、『SRサイタマノラッパー』のDVDがリリースされました。今の通常の劇場公開からDVDリリースまでのサイクルを考えると、“ようやく”という印象が正しいと思います。また、ブログや公式サイトなどを見ていてもわかるのですが、舞台挨拶を“ここまでやらなくても”というぐらいやっていて。変な話、入江監督本人がほんとうに劇場に足を運んで、自分の作品を観客に届けている。そこから、ひじょうに劇場公開にこだわっていたように思ったのですが?

入江:“なぜ、劇場公開にこだわったのか”。その理由は、最近ようやく気づいたのですが、それが映画『SRサイタマノラッパー』のテーマだからです。自分の立っている小さな“半径1メートル”の世界から、どこまで声を届かせられるが勝負で。埼玉の片田舎で作った映画を、まだ見ぬ日本全国の映画館、海外の映画祭へどれだけ持っていけるか、それが映画のテーマと密接に関係していました。また「ローカル」をテーマにしていたので、できるだけ地方の映画館で観てもらいたいとも思っていました。

劇場公開へのこだわりと同時に、映画館という空間自体への入江監督の特別な思いも感じるのですが?

  入江悠
入江:僕は時間をかけて映画館へ行ってお金を払って映画を観るという行為自体に関心があります。また、自分は映画館という場所をとても社会的な場所だとも考えていて。見ず知らずの人と暗闇の中で同じスクリーンを見つめるという行為はやはり特別な体験だと思う。あえて挑発的に言うとすれば、それは特権的な体験といっていいかもしれない。映画関係者で自分のお金を払って映画館に映画を観に行かない人は、どこかで信用できないとすら思っています。あと、作り手の視点で言うと、自分の作った映画の反応を実際に映画館で確認すれば次の創作の時に必ずそれは反映される。『SRサイタマノラッパー』の上映時にエンドロールで拍手が起こったことがあったんですけど、その時はやっぱり何かしらの手応えを感じましたし、その後にお客さんから聞いた地方独自の悩みや普遍的な想いは今回の第2弾へ反映されました。映画館はやはり大切な場所です。

最後の質問です。今後、どんな映画を作っていこうと思っていますか?

入江:自由に自分の作りたいものを作っていこうと思っています。映画館でお客さんの反応を確かめたとしても、マーケティング的な悪しきポピュリズムには陥りたくない。自分の身体の中から出てくるものを信じて、それをお客さんにぶつけて、そこで浮かび上がる相違点を見つめたいと思っています。

入江悠監督 Recommend

■好きな映画
「仁義なき戦い」シリーズ
「こわれゆく女」
「ドッペルゲンガー」

■好きな監督
溝口健二
ジョン・カサヴェテス
マキノ雅弘

■好きな女優
藤純子
レネー・ゼルウィガー
ジュリー・デルピー

■好きな男優
志村喬
トム・クルーズ
田中邦衛



 
  Profile: 入江悠(いりえ・ゆう)

1979年、神奈川県出身(埼玉県育ち)。
2003年に日本大学芸術学部映画学科卒業。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター・コンペティション部門にて、短編映画『OBSESSION』(02)『SEVEN DRIVES』(03)が連続入選を果たす。2006年に初の長編映画『JAPONICA VIRUS』が劇場公開される。前作『SRサイタマノラッパー』(08)が09年3月の初公開から超ロングランヒットを続け、池袋シネマ・ロサや渋谷ユーロスペースの劇場動員で記録を残したほか、プチョン国際ファンタスティック映画祭など海外でも好評を博す。その続編にあたる今作『SRサイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』は、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭でのグランプリ受賞を経て、その支援金で製作された。※6月26日(土)より、新宿バルト9ほか全国順次ロードショー

『SRサイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』公式サイト
http://sr-movie.com/


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