HogaHolic LOGO
topNEWSREVIEWVOICETHEATERFEATURE
filmfestival
TOP > INTERVIEW:千葉善紀インタビュー
千葉善紀インタビュー

『極道戦国志 不動』(96)から始まり、『デス・トランス』(05)、『片腕マシンガール』(07)、『ヤッターマン』(08)から最新作『冷たい熱帯魚』(1月29日公開)まで、これまで手がけてきた作品は必ず海外で旋風を巻き起こす……といっても過言ではない千葉善紀プロデューサー。2010年、日本初の海外向けレーベル【SUSHI TYPHOON】を立ち上げた仕掛け人でもある。【SUSHI TYPHOON】の正体とは? 海外で成功し続ける秘訣は? HogaHolicが単独インタビューで切り込んだ。

取材・文/植山英美

line
【SUSHI TYPHOON】の発足は
"Vシネ"の海外セールスがはじまりだった


――【SUSHI TYPHOON】レーベル に対する注目度がますます高くなってきています。まずはレーベル誕生の経緯から聞かせて下さい。

 
千葉:スタートは『片腕マシンガール』。もともと「メディアブラスターズ」というアメリカのビデオ会社から、米国向けに邦画を作ってくれ、というオファーがあったんです。

――それは何かきっかけがあって、千葉さんの方へ話がきたんでしょうか。

千葉:15年前に僕がギャガに居た時にVシネマ作品を製作していたんですが、それらを20本くらいまとめて「メディアブラスターズ」にアメリカでの権利を売ったんですよ。それ以来つながりがありまして。

――その時はどんなタイトルが売れたんですか?

千葉:『極道戦国志 不動』(三池崇史監督)とか、『エコエコアザラク』(95/佐藤嗣麻子監督)とか、『Zero WOMAN  警視庁0課の女』 (95/榎戸耕史監督)とか……。あの頃Vシネマがアメリカに売れるという事自体に驚きましたから、とにかくパッケージで買ってくれればいいやと。もう条件にもこだわらなかったですね。

――当時、米国の会社が日本のVシネマの存在を知っているだけでも驚きですが。

千葉:当時は『不動』が世界各地の映画祭に出品されて、高い評価をいただいていましたので、まずそれをアメリカに出したい、という気持ちがあって。「何なら他の作品も買いますよ」という話があったので、その流れでの20本でした。いわゆるセル・ビデオという形態だったのですが、結果的に売れ行きは非常に良かったです。『Zero WOMAN 』なんかケーブルテレビで何度も流されたという話も聞きましたし。

――『不動』も『Zero WOMAN 』も未だにネットフリックス(米国最大手宅配DVDレンタル会社)などでDVDがレンタルできますものね。

  『冷たい熱帯魚』
『冷たい熱帯魚』
(C)NIKKATSU
千葉:そうなんですね。結局その時期をピークにVシネマ業界は衰退していきまして。全盛期は、お色気ものとか、アクションものとか、ヤクザものとか、いろんなジャンルのものをたくさん作っていたので、面白い映画が海外に出て行っていたんです。ところがVシネマが作られなくなって。せっかく売れる土壌があったのに、モノがなくなっちゃったんです。売る商品がなくなってしまった。そこで「メディアブラスターズ」の方が「お金を出すので新作を製作して欲しい」と言ってきた。大まかに言うとそういう流れだったんです。で、その2年前の05年に『デス・トランス』という作品を、「メディアブラスターズ」と共同製作で作ったんですけど、それは坂口拓と下村勇二が関わった『VERSUS ヴァーサス』(00)が海外でたいへん評判がよかったので、彼らを使って作品を作ったら売れるんじゃないかという思惑があって。最初に3分くらいのプロモだけを作って、マーケットに持っていったら、本編の権利が世界中に売れたんです。僕らはいつも、海外のセールス会社が作ったプロモだけ見せられて本編を買わされる立場だったので、一度やってみたかったんですよね(笑)。

――下克上ですね(笑)。

千葉:北米では「メディアブラスターズ」がDVDを販売したのですが、これもものすごく売れたんです。そこも踏まえて、もっと日本のコンテンツを欲しいというのがあったので、僕のところに話がやってきた。

――北米側にはヒットの見込みがあった。

千葉:最初は、作れと言われても、何をどうすればいいかなと。ただ有名な俳優はいらないな、という計算はありました。誰が出ているかなんて、北米ではわからないですからね。それと血を吹き出したりとか、日本だったら「敬遠して欲しい」と言われるような場面も、自由にできるなと。そこで井口昇監督を呼び出して、「好きな事をやっていいよ」と言ったんですが、信じてもらえなくて。井口さんは今まで「映画を撮ってもいいけど、血は流さないでくださいね」とか、「変な事しないでくださいね」とずっと言われて続けてきたので。「今回は首が飛んだりとか、血がドバドバ出たりする映画を作りましょうよ」といっても「ウソそんな事あるはずないじゃないですか」と(笑)。

――井口監督がおっしゃっている姿が目に浮かびます。

 
千葉:それで「アメリカの会社がやって欲しいと言っているんだから、有名な俳優を使わなくても、なんでもいいんだよ」と説得して。「実は前からやってみたい企画があるんです」ともじもじしながら言うので、なんだと聞くと、「『肩腕巨乳』っていうんですけど」って(爆笑)。ですが『片腕巨乳』だと、キャスティングなんかもうやりにくいだろうし、といろいろと案を詰めて、『片腕マシンガール』を企画したんです。「メディアブラスターズ」側は、すぐにOKをくれました。日本だったら、企画を通すだけでも大変じゃないですか。主役のオーディションにしても、ヤル気があって、アクションもすごくできる子がいたので「この子でいいんじゃない」という感じで(笑)。日本だったらありえないんですよね。アメリカがお金を出すという事で、キャスティングも含めてすごく自由に作れたんです。

――八代みなせさん、亜紗美さんなど、個性的なキャストが集まりました。

千葉:この自由さっていうのは、日本だとかなり稀な事で、「これって映画の原点じゃないかな」という。結果的に作品も面白いものができたし、それが評価されて、商業的にも成功しましたし。

――『片腕マシンガール』の最終的なDVDセールスは、10万枚超え、でしたよね。

千葉:そうなんですね。(放映権などの)権利もいろいろな国で売れたので、「メディアブラスターズ」は大きな収益を上げる事ができました。

――XBOXでの配信でも、全米でダウンロード回数第4位だったと聞いています。

千葉:日本では違法ダウンロードに対する危機感が強くて、邦画のインターネット配信自体、あまり一般的ではなかった。俳優の肖像権の問題であったり、海賊版へ警戒心であるとか、要するにインターネットは危ないという意識があったので、インターネットのライツの許可を出さなかった。ただ『片腕マシンガール』はアメリカ資本なので、彼らはライツをどんどん売るわけなんですね。僕が聞いた限りには、邦画で初めてXBOXのラインナップに載ったようなんです。並みいるハリウッドの超大作を押しのけて4位になりました。

――ゲーマーの需要にスポッとはまったという側面もあったんでしょうか。

千葉:そうでしょうね。口コミもあったでしょうし、『The Machine Girl』(米題)ってなんだろう、という興味もあったようですね。一番大きかったのは、予告編映像がYou Tubeで100万アクセスくらいあったんです。僕も『不動』のときは、ファンタスティック系の映画祭に出して、そこから評判を取って…と地道に、草の根運動の末に花開くという宣伝方法をやっていたのが、You Tubeが出現して、いきなり全く無名の映画の予告編が、爆発的に観られる機会ができて、宣伝効果は凄まじいものがあった。タイミングもよかったんですね。You Tube がなかったら、あの映画もあれだけ大きく注目される事はなかったでしょうし、セールスもこう大きくはなかったでしょう。

――時代の一番先頭にいたんですね。日本だと、やっと動画配信が始まったばかりで。

  『冷たい熱帯魚』
『冷たい熱帯魚』
(C)NIKKATSU
千葉:その当時はよくわからなかったんですが、ちょうど時代の流れに沿ったんでしょうね。例えば10年前なら、CGってものすごく値段の高いものだったんですが、短期間で、もっと手軽にできるようになった。今なら個人のレベルでできますし、製作費を下げる効果で使われているくらいですよね。デジタルでカメラも小さくなったし、作品を製作する上で、技術革新がうまい具合に重なりあったというか。CGクリエイターにしても、我々のチームには鹿角剛司という才能溢れる人がいましたし、全てがいいタイミングで作れた作品であったんですね。『片腕マシンガール』の成功を受けて、「メディアブラスターズ」がもう一本作りたいと言ってきたので、特殊造型をやってくれた西村喜廣を監督で、と。西村さんがいなかったら、あの『片腕マシンガール』の世界観はありえなかったですし。

――それが『東京残酷警察』(08)ですね。

千葉:でも、この2本は委託だったので、すべての権利が「メディアブラスターズ」にあり、日活にライツは残らない。海外でビジネスとしての成果が十分にあったのが分かったですし、それじゃあ自分の会社で、自分でやってみたいと思って。それで企画書を書いて、いきなりうちの社長に送りつけたんですよ(笑)。そうしたら、社長も変わっている人なんで、「じゃあおもしろそうだから、やってみるか」となりまして。その時すでに『エイリアンVSニンジャ(AVN/ALIEN VS NINJA)』の企画は固まっていて、どうせやるならきちんとレーベルを立ち上げようと考えたんです。当然、井口昇や西村喜廣をメインの監督にすえて、他にも山口雄大とか面白いものを一緒に作ってきた監督を迎えて、どんどん作品を量産して行こうと。

――では『エイリアンVSニンジャ』がレーベル発足のきっかけだったんですか。

千葉:そうなんです。09年には実写『G.I.ジョー』や『ニンジャ・アサシン』などが公開されて。僕は個人的に『G.I.ジョー』はニンジャ映画だと思っていまして(笑)。アメリカは今ニンジャ映画ブームじゃないかな、という確信がありました。ですがどうせやるんだったら、普通のニンジャ映画では面白くないですし。とことんアホみたいな事をやらないとと思って、エイリアンと戦わせました(笑)。

――作品リストには、園子温監督の名前もありますね。

千葉:【SUSHI TYPHOON】の趣旨は、【海外でウケる映画を日本で作る】という事ですから、堂々と海外でやっていける監督の名前をメニューに載せたい、というのがあって。日本で面白い映画を作っている監督ならば、園さんは圧倒的ですね。海外での評価が高くて、外人に誰の映画を観たいか?と聞くと、園さんの名前は一番に挙がりますよね。園さんが以前から実録犯罪ものをやりたい、という話をしていたので、本流とは外れる作品でしたけど、会社を騙してラインナップに入れたんです(笑)。

――三池崇史監督の名前もあります。

千葉:やはり『不動』から一緒にやってきた、という気持ちがありますし、三池監督は、今では大作ばかりを撮っていますが、実はまたVシネマをやりたいんじゃないかなと、僕は思っているんです。やはりVシネマのような作品が一番三池監督の持ち味が出ると思います。


line
「『殺人の追憶』を観た時、
 なんでこれが日本でやれないんだろうって悔しかった」


――【SUSHI TYPHOON】の作品は海外の多くの映画祭で出品されていますが、何箇所くらいになりましたか?

 
千葉:もう数え切れないですね。『冷たい熱帯魚』はヴェネチアやトロントでの映画祭に出ていて、ある種別格なのですが、他はファンタスティック系が中心ですね。

――海外の映画祭、特にファンタ系では、【SUSHI TYPHOON】の作品で、観客が本当にめちゃくちゃに騒ぎますよね。

千葉:映画観て、上映中に笑ったり、拍手したり、そういう反応は日本では出ないですからね。昔は東京ファンタ(東京国際ファンタスティック映画祭)などもありましたけど、今はもうそういう場がなくなってきているので、お客さんを育てるところから始めないと、と。

――1800円払ったとしても、それが楽しい体験ならば、お金を払いたいですよね。

千葉:アメリカのお客さんは、映画は楽しむという大前提があるので、面白ければ笑うし、良かったら拍手するし、普通の事ですよね。日本だったら、「笑っていいんですかね」という空気があって。「いやいや、そこは笑うところだから」って(笑)。だから『片腕マシンガール』の冒頭に、監督自ら出演する映像を付けたんです。「映画が面白かったら笑いましょう」とか。あれは半分冗談、半分本気で。日本の観客に対する危機感もあって、そこから説明を始めなくちゃいけないのかという。

――特に米国のマーケットを意識して、どうすればウケるか、という戦略などがありますか?

  『冷たい熱帯魚』
『冷たい熱帯魚』
(C)NIKKATSU
千葉:そうは言っても低予算ですし、ハリウッドなんかと張り合ってもしょうがないですよね。真似事をしたって意味がないんですよ。いかに見た事ないものを作れるか、と。井口さんなんかは毎日考えているんですよ、“尻カタナ”とか、へんてこなものを。いくらアメリカ人だって毎日考えている人にはかなわないですよね(笑)。そういう物を僕だって見たいし、アメリカ人だって見たいんじゃないかなって。ただお尻からカタナが出てきたり、血が出てくる映画を作るだけじゃなくて、1時間30分ならその時間を飽きないように作る。ファンタのお客さんは5分も会話のシーンが続くと飽きてきちゃうから。5分に一度、何かが起きる。そういう映画の作り方を出来るか出来ないか、というのは重要です。期待感を存続させる事は大事ですね。

――【SUSHI TYPHOON】の今後の展望は。

千葉:英語劇をやりたいですね。やっぱり英語じゃないと限界がありますので。井口さんの映画でアメリカ人が演じているのを見てみたいですし。英語というだけで10倍の観客が見てくれるなら、ね。『エンジェル ウォーズ』(原題: Sucker Punch)なんか悔しいです。50億円とかかけて、アホな事やって。いろんな人に「やられましたね」って言われるんです(笑)。

――回収の見こみがあるんでしょうね。

千葉:僕らなら3億円の予算でそれ以上のクオリティのものを作れる自信がありますよ。いくら面白い事をやっても、日本映画というだけで売れる限界ってありますから。ハリウッドに香港や韓国など、他のアジアの国の監督が招かれて作品を撮ったりしているんで、悔しい部分もありますよね。

――『ニンジャ・アサシン』もなんで日本の監督じゃないのかって思いました。

千葉:日本人のアクション監督達も、実は世界中で大作を支えていたりするんです。僕は彼らに、「外国映画にアイデアを取られているだけじゃなくて、自分たちで映画を撮ればいいのに」と、言っているんです。彼らはすごいアイデアを持っているのに、ハリウッドや香港のスター達にしか光が当らない。今後彼らを違うステージに引き上げたりする事を、やってみたいと思っています。じゃないと日本映画に未来はないですもん。

――『片腕マシンガール』や『ロボゲイシャ』に心酔している層が海外にも確実にいる。日本でそういった層を開拓したり、育てたりすれば、違うマーケットも広がって、お金もどんどん回るかもしれないですね。

千葉:アメリカで『エンジェル ウォーズ』みたいな映画が作れるのは、羨ましいっていうか、腹たつよね(笑)。なんで日本はテレビ局とかに頭下げて映画作んなくちゃいけないんだろうって。皆そこでストレスを感じているはずなんですよね。そういったところから開放するには、海外からの資本を取り入れるしかないんじゃないかと思っているんです。海外でなら、問題になるのは、面白いか、面白くないかだけですし。

――日本だけ、ではなく、地球全部が市場、という考え方は、案外皆さん持っていないんじゃないでしょうか。それは【SUSHI TYPHOON】の千葉さんの強さですよね。

 
千葉:それはやっぱりね、海外の映画祭とかで、あんな馬鹿な映画でも、観客がすごく喜んでくれたという経験が大きいです。日本だと、「千葉ちゃんもよくやるよねー」で終っちゃいますから(笑)。

――どの映画祭でも、ソールド・アウトでした。映画祭運営側も安心感がありますよね。

千葉:観客も、以前見たものが面白ければ今回も、と期待があるんではないでしょうか。映画祭側もやはりチケットを売らなくてはいけないので、喜んでいただいています。1000人が入る会場がいっぱいになると、こちらも嬉しいです。

――『電人ザボーガー(DENJIN ZABORGAR)』がロッテルダム映画祭でのプレミア上映、『ヘルドライバー(HELLDRIVER)』『エイリアンVSニンジャ』も公開が待機しています。園子温監督の『冷たい熱帯魚』がいよいよ1月29日に公開されますね。

千葉:日本の観客がどのように反応するのか、とても楽しみです。『冷たい熱帯魚』は韓国映画の『チェイサー』や『殺人の追憶』を見て、なんでこれが日本でやれないんだろうって、すごく衝撃を受けて。韓国映画はつい10年前までイケてなかったのに、あっと言う間に、それこそ秒速で抜かれてしまった。日本でも数10年前までは、『復讐するは我にあり』(79)とか、秀逸な犯罪映画があったのに。『殺人の追憶』を見たとき、度肝を抜かれて、悔しくて、この2作品とも中年男が主役なのに、客が200万人見に来る状況は、羨ましいかぎりですよね。【SUSHI TYPHOON】でなら、キャスティングにも文句言われない。韓国人をぎゃふんと言わせるだけのものを作ろうと考えた時、園子温の名前が真っ先に浮かんだんです。

――『冷たい熱帯魚』は、海外ではもちろん、国内でも高評価の声が上がっています。

  『冷たい熱帯魚』
『冷たい熱帯魚』
(C)NIKKATSU
千葉:園さんは最初は、全然(今回の)脚本が書けなかったんですけど、ある日、本当にある日突然「書けたよ」って、ぽんと完成した物を持ってきて。その瞬間にもう「俺は天才だ」みたいな事を言い出して(笑)。読んでみたら凄まじい迫力で、もうびっくりして。園さんの映画の作り方は、とても刺激的で、現場でも明るいし、楽しいし、俳優達からも、とても信頼されていて。酔っぱらうとめちゃめちゃですけどね。どこか壊れている部分がありますが、そこがとても魅力的です。数少ない映画監督らしい映画監督なんです。今の若い監督達は常識人で、挨拶もきちんと出来るから面白みがない(笑)。園さんといると面白くてしょうがないんです、スリリングで(笑)。そういう人だからこそ、圧倒される作品を生み出せる力があるんではないかと。彼のような人から出てくる作品が面白くないわけがない。

――【SUSHI TYPHOON】の海外での成功の秘訣のようなものがあれば教えて下さい。

千葉:僕はもともとギャガで洋画の買いつけや宣伝をやっていたので、他のプロデューサーよりも、作品のパッケージというものに敏感かもしれません。例えば【SUSHI TYPHOON】で最も大切にしているのは、ビジュアルです。高橋ヨシキというアーチストが作るビジュアル・イメージは、とても美しいもので、海外でも人気が高い。パッケージも、ポスターも全部ひとつの商品と考えています。ビジュアルはすごく重要。映画の中身と同じくらい重要なんです。

――【SUSHI TYPHOON】のロゴも印象的ですね。そもそもどういった経緯で、このレーベル名を選んだんですか?

千葉:海外では、かつて【SUSHI 】は高級で、手の出ないものだった。もしくは、食わず嫌いの物。ところが現在では、街角のデリで売っているような、【SUSHI】は皆に溶け込んだ、世界のどこでも食べられるものになった。そういった、日本を代表するものになった、という意味も含めて【SUSHI】 のように(チープではないけど)手軽なものになりたいなという願いが込められています。あと、【TYPHOON】は単純に、巻き込む、勢いのある、という気持ちを込めています。最初は大勢に反対されました、「これないよねー」って(笑)。ですが一度聞いたら忘れないので、今では皆に気にいってもらっています。


 
  "SUSHI TYPHOON"

映画会社・日活が2010年7月に始動させた日本映画の海外向け新レーベル。同年7月3日にニューヨーク・アジア映画祭にて、第1弾作品『エイリアンVSニンジャ(AVN/ALIEN VS NINJA)』のワールドプレミア上映と共に、【SUSHI TYPHOON】ラインナップ発表会を開催。7月22日には、今やコミックのみならずアメリカのあらゆるエンタテインメント業界のプレゼンテーションの場として認知されるサンディエゴ・コミコン(サンディエゴ市のコンベンションセンターで開催)でもレーベル発足の発表会が行われるなど、世界中から高い注目を集めた。

ニューヨーク・アジア映画祭のレポートはコチラ
http://www.holic-mag.com/hogablog.php?blogid=11&itemid=2258

『冷たい熱帯魚』 (1月29日公開)

英題:COLD FISH
監督・脚本:園子温 共同脚本:高橋ヨシキ
出演:吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵
製作・配給・宣伝:日活
2010/日本/カラー/35mm/146min/アメリカンビスタ/DTS-SR/R-18

『冷たい熱帯魚』公式サイト http://www.coldfish.jp/

(C) NIKKATSU


【ラインナップ】

『AVN/ALIEN VS NINJA(邦題:エイリアンVSニンジャ)』(千葉誠治監督)
『MUTANT GIRLS SQUAD(邦題:戦闘少女 血の鉄仮面伝説)』(井口昇・西村喜廣・坂口拓監督)
『COLD FISH(邦題:冷たい熱帯魚)』(園子温監督)
『HELLDRIVER(邦題:ヘルドライバー)』(西村喜廣監督)
『YAKUZA WEAPON』(坂口拓・山口雄大監督)
『DENJIN ZABORGAR(邦題:電人ザボーガー)』(井口昇監督)※写真

(C) 2011 P-production/ZABORGAR Film Partners

   

ページトップへarrow    



©2008 HogaHolic TRYWORKS LOGO