映画「半身反義」と「Hoga Holic」のコラボレーション企画として、制作することが決まった短編「その後の半身反義」。
急遽、監督として抜擢されたのは、新人の映像作家・吉田裕亮だ。「ドキュメンタリーはあまり見たことが無い」と話す彼に、
この短編の制作意図を聞いてみた。ちなみに「その後の半信半疑」は7月15日(火)池袋シネマ・ロサにて、
「半身反義」のスピンオフ企画として上映されることが決まっている。

取材:田井成樹 撮影:内堀義之

「本編をより深める為のスパイスとして観てもらえれば」

HH 「その後の半身反義」制作の経緯について教えてください。

吉田 実はドキュメンタリーって、ほとんど観たことがなかったんですよ。学生時代はドラマを通して人間を描くことにおもしろさを感じていたので、劇映画ばかり観たり作ったりしてました。なので、この企画を聞かせてもらったときは正直、驚きました。でも実際に本編を観させてもらうとすごいパワーを持った映画で、食い入るように見入ってしまって。何らかの形でこの作品に関わりたいと思いました。

HH 「半身反義」本編の、どのような点に魅力を感じましたか?

吉田 実際にお会いした山岸(達児)さんの目がすごいんですよ。寝たきりの弱々しい老人なんだけど、目に力がこもっていて、すごく光ってる。自然と人が集まってくるタイプの人なんだなぁ、竹藤さんがなぜ山岸さんを題材に「半身反義」を作ったのかが、わかりました。実際に撮影させてもらったら夢中で、気がついたら4時間もカメラを回してました(笑)。

HH 作品の意図と、出来あがってからの感想を教えてください

吉田 「半身反義」本編が山岸さんの “過去”と“現在”を綴った内容だったので、その先にある “未来”を内に秘めた作品を目指したんですけど、テーマが現在進行形の物語ですからね。結局、本編から数年後の山岸さんと竹藤監督の姿を描くという形に落ち着きました。なので、本編で描かれた世界観を、より深める為のスパイス的なモノとして観てもらえるとうれしいです。

HH 今後の活動について教えてください。

吉田 現在編集中の短編が1本あるんですけど、とにかく作品を作って世に送り出し続けます。大阪芸大の先輩たちが何人も第一線で活躍されてますから、彼らに負けないように自分も「日本映画界に無くてはならないスパイス」と呼ばれるようにがんばりたいですね。


「その後の半身反義」

病に倒れ、半身不随となった名映像作家・山岸達児の過去と現在を、その教え子である女性監督・竹藤佳世が克明に描き出したドキュメンタリー「半身反義」。本作は、数々の困難を乗り越えついに完成を迎えた本編の試写会で、数年ぶりに再会する二人の姿に迫った補完的作品である。

竹藤佳世インタビューhttp://www.holic-mag.com/index.php?blogid=3&itemid=742
池袋シネマ・ロサhttp://www.cinemarosa.net/
「半身反義」公式サイトhttp://www.hanshinhangi.com/

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PROFILE
吉田裕亮/Yusuke Yoshida
1984年 宮城県出身。大阪芸術大学在学中より多数の映像作品を手掛ける。卒業制作作品「ノゾミの冒険」が単独で劇場(シネマアートン下北沢)公開されるなど、多方より注目されている若手映像作家。





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